前に「アバンチュリエ」の感想記事書いてからずっとやりたかった企画なんですが読書感想っていつでも書けるからついつい後回しになって…すると内容を忘れてまた読まなきゃと再読したら時間忘れて真剣に読みふけってしまった…やはり面白い!「VSルパン」はさいとうちほ先生、「ルパン・エチュード」は岩崎陽子先生、どちらも少女マンガの文脈からルパンを再構成した話ですが、アバンチュリエと同時期に2人の作家が同じ題材のルパンを手がけるってなか珍しいと思います。先鞭を付けたのがアバンチュリエでそれがいい感じで波及して別の作家の創作欲を刺激したということでしょうか。読み比べると素材は同じでも色んな解釈があるんだな〜と興味深かったです。そして当たり前だけど原作が面白い。息つかせぬ展開も魅力的なキャラ造形もみんな面白い。100年以上も読み継がれている作品の底力を感じました。
アバンチュリエ追記(訂正&奇巌城感想)
アバンチュリエ語り続き。前記事の後に追記としてちょっとした訂正をしようとしたら思いの外長くなったので独立した記事としてまとめることにしました。前の記事で「ポプラ社以外ルパン全集がない」みたいなこと書きましたが、偕成社からも出ていたんですね。ただ偕成社って子供向けの本の出版社というイメージなので(うちにある偕成社の本もノンタンやかこさとしだし)大人向けというのとはちょっと違うのかも。そもそもルパンって子供向け=大人の鑑賞に耐えられないと見なされてるのかな?
「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」感想
外にも出られず巣籠もり生活が続く今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。私は元々引きこもり体質のせいか、観劇の楽しみが奪われたこと以外は(これはこれで大ダメージだけど)何とかやっています。幸いにも無料公開してくれる舞台の動画を見たり興味あったけどスルーしていた漫画を電子書籍で読んだりなかなかの充実…と言いたいところだけどなぜか最近毎日変な夢を見る、湿気で固まった砂糖をひたすら指で潰す夢とか(駄目じゃん!)。「パジャマゲーム」に出会ったことで観劇感想メインになったこのブログですが、元々は海外ドラマや文芸作品についてIQゼロの萌え語りをするつもりでした。でもこんな時期なので原点回帰という訳で今回はアルセーヌ・ルパンを取り上げます!