さて、ここからは舞台の話になるんだけど、ちょっと調べてみると英語圏だけでなく世界各国で上演されているのが分かる。イギリス特有の階級制度とか社会の仕組みとか理解できてないと分かりにくい話なのに、イライザのセリフにある「レディと花売り娘の違いは本人がどう振る舞うかでなくどう扱ってもらえるかで決まる」に代表される強烈な風刺に隠された主題は世界共通だからかな。あとなんだかんだ言って皆イライザとヒギンズに魅了されてしまうから応援せずにいられないというのもあるかも(原作者の意図とは大きく外れてしまった感もあるが)。
マイ・フェア・レディについての色々 その1
先日映画「ピグマリオン」について記事にしましたが、それ以来これのミュージカル化作品である「マイ・フェア・レディ」の動画を漁る日々が続いています。世界各国の舞台の一場面や元祖イライザのジュリー・アンドリュースの歌声とか諸々。そしてここに来て、かなり昔に見た映画版を再確認したくなりレンタルしてきましたよ。
1996年英国ドラマ「エマ」
2016年末にイマジカBSで「エマ」「ノーサンガー・アベイ」「マンスフィールド・パーク」と言う私得なオースティン3本立てをやっていたのですかさず録画した。最初に見たのが「エマ」。他のオースティン作品と同様、何度か映像化されているがこれは1996年の2時間ドラマバージョンらしい。
新ロシア版ホームズ #7最後の事件
第7話にしていよいよ来ました「最後の事件」。今回のオチはほぼ原作通り。ホームズとモリアーティがライヘンバッハの滝で対決してワトソンが駆けつけるが時すでに遅しみたいな。ただしこのバージョンでは3話で南米に逃れたはずのアイリーンが再登場してストーリーに大きく関わって来るのが他と異なる。よって結論は同じだけどそこに至る過程が新ロシア版ならではという訳で、どこが核心的なネタバレになるのかがいまいちはっきりしないのだ。そこで今回は私が気に入ったシーンを中心にいい所までダラダラ語ってしまうが、まだ未見で新鮮な気持ちで楽しみたい方がいらしたら回れ右してください。