「紅はこべ」の読書感想文

すっかり観劇感想ブログになってしまい本来の趣旨からどんどん離れつつある今日この頃。本当はこっちも紅はこべの話題もっと出したいんですよ!海外で映画化とかドラマ化してくれればいくらでも記事が書けるのに、確実性のあるコンテンツのリメイクばっかり!「紅はこべの魅力を広める会」自称会長としてはサー・パーシー・ブレイクニーの良さをもっと伝えなければ!と常に思うのだけどなかなかネタが見つからず。

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結局アルマンは兄なの?弟なの?問題

久しぶりに紅はこべの話題です。今回は「アルマンは兄?弟?」問題について詳しく語ろうと思います。「えっ?アルマンは兄でしょ?」原作から入った方はこう思うはず。でもミュージカルだけ観た方は「てっきり弟だと思ってた」と言うでしょう。以前の記事で「原作でも兄だったり弟だったりコロコロ変わってるんですよ!」と書いたけどもうちょっと掘り下げてみますね。

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ミュージカル「スカーレットピンパーネル」感想

ブログに紅はこべカテゴリーがあるほどの私が見逃すわけにはいかないでしょう!ということで行ってきましたミュージカル「スカーレットピンパーネル」。去年の初演からわずか1年後に再演という事でどれだけ人気演目かが分かります。

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紅はこべ3巻「神出鬼没の紅はこべ」

前に続編の4巻「エルドラド」の感想を書いたのですが、2巻と3巻をすっ飛ばしていたんですね。2巻はパーシーの出番少ないしなあ…と思ってたけど、3巻についてはショーヴランとの一騎打ち再びなのに記事を書かないのはもったいないと感じてました。そこで今回は3巻の「神出鬼没の紅はこべ」(原題 Elusive Pimpernel)を紹介しようと思います。

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宝塚版「スカーレットピンパーネル」(追記あり)

自称「紅はこべの魅力を伝える会」会員の私としては宝塚版を見とかなくては話になるまいと思い先日発売されたばかりの「スカーレットピンパーネルBDボックス」を買った。なぜBDボックスかと言うと評判のいい初演版を見たかったから。我が家にはBDプレーヤーがないのだがどうやらパソコンでなら見られる環境があるらしいことが最近判明。正直「2万か…割安(初演再演合わせて本公演3つ新人公演2つ)なのは分かるがコレクターではないのでそこまでは…」と思ってたが、結論から言うと初演も再演もどちらも違った魅力があって面白かった!

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1934年版「紅はこべ」(追記あり)

久々に紅はこべの話題です。今回はレスリー・ハワード主演1934年(昭和9年?!)制作の映画版について。小説を売るためにわざわざ戯曲に直して最初は劇場用作品として世に出た紅はこべ、映像化はこれが初。確かこの頃はオルツィさん存命だったからこの作品見たはずだよな。

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紅はこべ続編「エルドラド」について(追記あり)

「エルドラド」は紅はこべシリーズの4番目に刊行された長編作品。1982年ドラマ版の下敷きの一つになったというのと、海外のサイトで高い評価だったという理由から重要な巻だと思い、英語と格闘して何とか読んだ。この間に2巻「復讐するは我にあり」3巻「神出鬼没の紅はこべ」があるが、2巻は一応パーシーが出て来るけど外伝的な作品、3巻はショーヴランが再登場して再対決!となります。でもスケールとしてはこの「エルドラド」の方が大きいです。 “紅はこべ続編「エルドラド」について(追記あり)” の続きを読む

スカーレットピンパーネル(紅はこべミュージカル版)感想

小説、ドラマとくればミュージカルにも触れないと。日本では宝塚を通して紅はこべを知ったという人も多いのかな。私はと言うと、そんなに語れるほど舞台を観ていない。ブロードウェイ版はもちろん未見だし(サントラCDは何度も聴き込んだけど)、宝塚の舞台も直接観ていない(月組のはなぜか映画館でやっていたのを観た)、先日やっていた梅田芸術劇場主催の舞台は2回行った。今度の宝塚の再演は予定してない。あとはYouTubeに転がっている世界各国で上演された動画を漁るくらい。

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もっと知られて欲しい紅はこべ1982年ドラマ版

percy and chauvelin

1999年のBBCドラマ版はNHKでやってたから知ってる人いそうだけど、1982年イギリス製作のドラマ版はどうかな?日本では紹介されてないので殆ど知られてないけど、海外のサイト調べると紅はこべの映像化作品と言えばまずこれ!と言うくらい有名らしい。米アマゾンではこれを書いてる時点で767件中4.8という評価!購入するのに海外のアマゾンを使うしかない(日本のアマゾンでも不可能ではないが値段が恐ろしく高い)、せっかく手に入れてもそのまま日本のDVDプレーヤーでは再生できない、もちろん日本語字幕はない(英語字幕を頑張って読むしかない)という制約があってもオススメしたい!これは絶対見るべき!見ないと損するよ!! “もっと知られて欲しい紅はこべ1982年ドラマ版” の続きを読む